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2014年11月21日更新
文部科学省特別経費「乳幼児教育を基盤とした生涯学習モデルの構築(ECCELL)」と科研費基盤研究(C)「20世紀前半のドイツにおける幼児教育の制度化と家族に関する社会史的研究(研究代表者:小玉亮子)」では、幼児教育史学会の後援のもと、以下鼎談を開催致します。
歴史の中で、子どもたちは必ずしも主人公ではなかったように思います。例えば、私たちが学んできた歴史教科書をみてみましょう。すると、400ページ近くある歴史教科書の中に、ほんのわずかに点在する子どもの姿をようやく見つけることができる、というような状況ではないでしょうか。しかし実際には、子どもたちは、いつの時代にも、生まれ、生活し、そして大人になっていきました。大人たちは、子どもたちを見守り、育ててきました。歴史の主人公ではなかったけれども、歴史の中で確かに生きてきた子どもたちのことをあらためて考えてみたいと思ったのが、この鼎談のきっかけです。
今回のテーマは、「子ども?戦争?歴史」という三題話です。歴史の中の子どもたちについてどういった視点から議論できるのだろうか、と考え、今回は戦争という言葉を、キーワードの一つにしてみました。現在、戦争の記憶が遠いものとなっていくなかで、だからこそ、今、戦争と子どもというテーマは重要性を持つようにも思います。戦争の時代に子どもたちはどう生きたのか、そして、今、私たちは何を考えることが求められるのか、三人の先生方のお話をお聞きしたいと考えました。
みなさまのご参加を心よりお待ちしています。
※「乳幼児教育を基軸と