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2023年7月31日更新
言語文化分野の4コース(日本語日本文学、アジア言語文化学、英語圏?仏語圏言語文化学、日本語教育)と人文学分野の5コース(思想文化学、歴史文化学、生活文化学、舞踊?表現行動学、音楽表現学)において、言語、思想、歴史、芸術を軸とする人文諸科学に関する高度な専門性を構築し、幅広い教養に基づいた学際的で豊かな研究能力を備えた人材を養成するため、専門的であると同時に学際的な視点から、人間の文化活動を通時的かつ共時的に幅広くとりあげ、総合的に探究することを目指す。
上代から現代に至る各時代の日本文学、また日本語の歴史と体系について、学士課程教育で得られた知識を踏まえ、より本格的な研究方法を身につけることを目指す。
中国大陸、台湾、香港、東アジアなど、中国語圏における言語と文学を対象とする研究方法の習得を踏まえ、幅広いアジア研究を行いうる人材を養成する。
英語とフランス語、英語圏および仏語圏の文学?文化の理論と実践に関する専門知識と、研究方法論を習得することを目指す。学士課程で身につけた英語およびフランス語の技能をさらに向上させ、高度な運用能力を習得するとともに、学術的な思想を正確に理解し、また発信できる能力を身につける。
講義と演習を通じて、多様な言語及び文化背景を持つ学習者を理解し、彼らのコミュニケーション能力を向上させるための基盤となる言語習得理論や方法、専門性と実践力を持ったグローバル社会の日本語教育専門家を育成する。
哲学、倫理学について専門的かつ体系的知識を習得し、考え方の多様性を知り、考える可能性を拡大するとともに、現代社会の具体的な諸課題をふまえつつ、理論的にまた柔軟に考察する力を養成する。
多様な史料の読解を基礎とする歴史学の手法を身につけることで、日本、ヨーロッパ、アジアにおける政治経済や社会文化の諸問題を、論理的かつ独創的に解明していく能力を養う。また美術史学の研究方法を高いレベルで体得することにより、視覚文化の批判的な読解を可能にする能力の涵養を目指す。歴史学?美術史学のいずれの分野においても、深い専門性とそれを支える幅広い教養?知識の習得が必須である。
服飾、住居、工芸、デザインなどの生活造形をとりまく文化?歴史を、比較文化論、民俗学、歴史学などの手法によって多角的に探究することにより、生活と文化に関する幅広い教養と視野、および専門的知識と独創的な分析力を備え、生活文化論を人間理解の途として日本の内外に発信できる能力を養う。
講義及び演習を通じて舞踊やスポーツなどの表現行動を理論的に分析するための高度な専門的能力を養成し、幅広い教養と表現行動の実践に基づいた学際的で豊かな研究能力の養成を目指す。
講義及び演習を通じて音楽を理論的に分析し実践するための能力の涵養とともに現場的な感覚の習得を目指し、幅広い音楽の教養を持った人材を育成する。
人間の生涯にわたる発達と教育の過程を、教育思想、教育史、教育社会学、教育方法学?教育課程論、教育開発論、生涯学習論等の多様な研究方法論により科学的に探究する博士後期課程進学者を育てるとともに、諸教育問題の解決に資する高度な専門職業人を養成する。
心理学における専門的な研究能力とともに、人間の心の問題を多次元的、総合的に分析できる能力を身につけさせ、心理学の高度な専門性を要する職業を担える人材を養成する。
臨床心理学を柱として、発達臨床心理学の研究を行う基礎的な研究能力を養うとともに、家庭、教育、医療、福祉、司法、産業等の様々な場における人々の心理臨床,発達的問題について専門的に対処する力を養成するのに必要なカリキュラムを設置する。なお、本コースは、(公財)日本臨床心理士認定協会の第1種指定校であり、資格認定のために必要なカリキュラムを設置する。
社会学の基礎的な研究能力とともに、社会の諸問題(家族、コミュニティ、格差と排除、法、コミュニケーション、福祉等)を学際的視点をふまえつつ社会学の方法を用いて解明し、研究活動もしくは高度な専門性を有する職業活動を通して、それらの諸問題の解決に寄与し得る能力を有する人材を養成する。
保育?児童学領域の研究者、もしくは研究者的な視点を有する実践者として、家庭、保育?教育現場へ有効な支援を行える人材、そのような支援のあり方を研究する人材を育成する。
理学、工学、生活科学の学問領域の有機的な統合をはかるため、理学部学士課程、および生活科学部学士課程の教育成果を統合、発展させ、ライフサイエンス全般の広い視野に立って人間を生命、生活の両面から捉える能力を培う。このために、下記の方針に基づいて教育課程を編成し実施する。
今や生命科学を理解し応用することは、人間社会のあらゆる局面において必須の教養かつ技法であるとみなされている。生命科学コースでは、それに応えるための研究と開発を担う高度専門職業人を養成する。そのために本コースでは、生きているもの全てを対象に、生きているということはどういうことなのかを明らかにするための基礎的な研究を行いつつ、バイオテクノロジーに至るまでの広い領域の科学と技術を修める。また本コースでは、初等中等の理科教育や科学コミュニケーションの領域で活躍する人材養成も目指している。以上の観点に基づき、選択科目と修士論文作成のためのコース科目群を編成し実施する。
食と栄養に関する基礎研究から応用開発にいたる領域を対象とし、健全な食生活を構築するとともに、食に関する疾病や、食の安全性などの問題を解析?解決することを目的とする。そして、食や栄養に関する基礎的研究から応用開発や臨床対応までを担うことができる、食品企業の研究者や開発者、管理栄養士のリーダーなどの「食のスペシャリスト」を育成する。以上の観点に基づき、修士論文指導を中心としたコース科目群を編成し実施する。
医療保健の場において疾患の遺伝学的関与の医学的影響、心理学的影響および家族への影響を理解し、かつ、適応していくことを支援する遺伝カウンセリングを実践できる、高度な専門