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(※2023年7月19日以前)大学院課程カリキュラム?ポリシー

2023年7月31日更新

I 大学院の教育課程編成?実施方針

  1. 博士前期課程では、学士課程の教育によって得た成果を発展させて、本学の多様かつ学際的な学術研究を背景とした広い視野に立つ精深な学識を授け、専門分野における研究能力または高度な専門性を有する職業を担うために必要な能力を有する人材を養成する。
  2. 博士後期課程では、高度な専門教育および専門諸分野の基礎に立つ学際的総合研究を行うために必要な創造的能力を有し、研究者として自立して研究活動を行い、あるいはその他の高度に専門的な業務に従事するために必要な研究能力とその基礎となる豊かな学識を有する人材を養成する。
  3. 幅広い視野から自己の研究を位置づけることができるように、既成の専門分野にとらわれない文理融合と学際性を特色とするカリキュラムを編成?実施する。さらに、複数教員による指導体制を確立し、また、副専攻と大学間交流協定を整備することにより、高い専門性に立ちながら豊かな広がりを持つ知の創造に挑戦する研究を実践させる。
  4. 国際性を重視し、海外の研究機関と積極的に連携したカリキュラムを編成することにより、最先端の研究成果に触れる機会を提供すると同時に、多文化の相互理解に立脚した学際的な研究を推進する国際社会で活躍できる能力を養成する。
  5. 社会と連携し、社会的ニーズを視野に入れた教育と研究を行うことにより、社会の変化に敏感でありつつも一貫して真理を探究する姿勢を身につけさせ、社会との間で望ましい知の循環を実現しうる研究者ならびに高度な職業人を養成する。

II 博士前期課程の教育課程編成?実施方針

比較社会文化学専攻の教育課程編成?実施方針

言語文化分野の4コース(日本語日本文学、アジア言語文化学、英語圏?仏語圏言語文化学、日本語教育)と人文学分野の5コース(思想文化学、歴史文化学、生活文化学、舞踊?表現行動学、音楽表現学)において、言語、思想、歴史、芸術を軸とする人文諸科学に関する高度な専門性を構築し、幅広い教養に基づいた学際的で豊かな研究能力を備えた人材を養成するため、専門的であると同時に学際的な視点から、人間の文化活動を通時的かつ共時的に幅広くとりあげ、総合的に探究することを目指す。

(1) 日本語日本文学コース

上代から現代に至る各時代の日本文学、また日本語の歴史と体系について、学士課程教育で得られた知識を踏まえ、より本格的な研究方法を身につけることを目指す。

(2) アジア言語文化学コース

中国大陸、台湾、香港、東アジアなど、中国語圏における言語と文学を対象とする研究方法の習得を踏まえ、幅広いアジア研究を行いうる人材を養成する。

(3) 英語圏?仏語圏言語文化学コース

英語とフランス語、英語圏および仏語圏の文学?文化の理論と実践に関する専門知識と、研究方法論を習得することを目指す。学士課程で身につけた英語およびフランス語の技能をさらに向上させ、高度な運用能力を習得するとともに、学術的な思想を正確に理解し、また発信できる能力を身につける。

(4) 日本語教育コース

講義と演習を通じて、多様な言語及び文化背景を持つ学習者を理解し、彼らのコミュニケーション能力を向上させるための基盤となる言語習得理論や方法、専門性と実践力を持ったグローバル社会の日本語教育専門家を育成する。

(5) 思想文化学コース

哲学、倫理学について専門的かつ体系的知識を習得し、考え方の多様性を知り、考える可能性を拡大するとともに、現代社会の具体的な諸課題をふまえつつ、理論的にまた柔軟に考察する力を養成する。

(6) 歴史文化学コース

多様な史料の読解を基礎とする歴史学の手法を身につけることで、日本、ヨーロッパ、アジアにおける政治経済や社会文化の諸問題を、論理的かつ独創的に解明していく能力を養う。また美術史学の研究方法を高いレベルで体得することにより、視覚文化の批判的な読解を可能にする能力の涵養を目指す。歴史学?美術史学のいずれの分野においても、深い専門性とそれを支える幅広い教養?知識の習得が必須である。

(7) 生活文化学コース

服飾、住居、工芸、デザインなどの生活造形をとりまく文化?歴史を、比較文化論、民俗学、歴史学などの手法によって多角的に探究することにより、生活と文化に関する幅広い教養と視野、および専門的知識と独創的な分析力を備え、生活文化論を人間理解の途として日本の内外に発信できる能力を養う。

(8) 舞踊?表現行動学コース

講義及び演習を通じて舞踊やスポーツなどの表現行動を理論的に分析するための高度な専門的能力を養成し、幅広い教養と表現行動の実践に基づいた学際的で豊かな研究能力の養成を目指す。

(9) 音楽表現学コース

講義及び演習を通じて音楽を理論的に分析し実践するための能力の涵養とともに現場的な感覚の習得を目指し、幅広い音楽の教養を持った人材を育成する。

人間発達科学専攻の教育課程編成?実施方針

  1. 教育科学コース、心理学コース、発達臨床心理学コース、応用社会学コース、保育?児童学コースの5つのコースで構成されている。これらのコースのもとで、経験科学的方法論の基礎を習得するとともに、社会的?心理的諸病理の解決を目指した実践的課題意識に基づいて、社会−人間−発達を総合的?有機的に結びつける理論を身につける人材を育成する。
  2. 人間発達分野での社会的必要性の高い諸問題の解決を図る研究能力と、指導的な高度専門的職業人としての能力を身につけた女性研究者の育成をめざす。
  3. 本専攻では、研究領域の結集のみならず、本専攻の理念である学際性を身につけた女性研究者?人材の養成を目指す。博士後期課程への進学を主眼とした、人間発達科学と社会科学との相互理解を備えた女性人材のほか、教育科学、心理学、社会学等を専門とし、実践力を身につけた公務員や研究員、臨床心理士や社会調査士等の資格を備えた人材、保育?児童学の知識と方法論を身につけた児童相談所等の育児?教育アドバイザー、および政策能力?実践能力を高めた教職員や教職員指導者などである。

(1) 教育科学コース

人間の生涯にわたる発達と教育の過程を、教育思想、教育史、教育社会学、教育方法学?教育課程論、教育開発論、生涯学習論等の多様な研究方法論により科学的に探究する博士後期課程進学者を育てるとともに、諸教育問題の解決に資する高度な専門職業人を養成する。

(2) 心理学コース

心理学における専門的な研究能力とともに、人間の心の問題を多次元的、総合的に分析できる能力を身につけさせ、心理学の高度な専門性を要する職業を担える人材を養成する。

(3) 発達臨床心理学コース

臨床心理学を柱として、発達臨床心理学の研究を行う基礎的な研究能力を養うとともに、家庭、教育、医療、福祉、司法、産業等の様々な場における人々の心理臨床,発達的問題について専門的に対処する力を養成するのに必要なカリキュラムを設置する。なお、本コースは、(公財)日本臨床心理士認定協会の第1種指定校であり、資格認定のために必要なカリキュラムを設置する。

(4) 応用社会学コース

社会学の基礎的な研究能力とともに、社会の諸問題(家族、コミュニティ、格差と排除、法、コミュニケーション、福祉等)を学際的視点をふまえつつ社会学の方法を用いて解明し、研究活動もしくは高度な専門性を有する職業活動を通して、それらの諸問題の解決に寄与し得る能力を有する人材を養成する。

(5) 保育?児童学コース

保育?児童学領域の研究者、もしくは研究者的な視点を有する実践者として、家庭、保育?教育現場へ有効な支援を行える人材、そのような支援のあり方を研究する人材を育成する。

ジェンダー社会科学専攻の教育課程編成?実施方針

  1. 社会学、政治学、経済学、法学、地理学、環境学、開発学、人類学などの社会科学諸分野の研究方法論とジェンダー視点に立つ分析とを結びつけることにより、新たな問題領域を解明する研究を行うことを特色としている。
  2. 家族、労働、経済、法政策、社会運動、国際関係、開発、地域研究、自然及び社会環境、テクノロジー、福祉、医療 空間、国際移動などの領域に関わる研究力を培うことにより、男女共同参画社会の構築やグローバル社会のもとで国際的な活動に貢献できる人材を養成することに主眼を置いている。
  3.  上記の目的のため、以下の3つの科目群を設ける。
    [ジェンダー研究科目群]ジェンダー研究の基礎から最先端までをカバーする科目群。ジェンダー論を集中的に学び、社会や文化の諸問題に対する批判的な思考力を磨くことを目指す。さらに、より高度なジェンダー研究へと進む経路ともなる。 
    [専門科目群]社会学、政治学、経済学、法学、地理学、環境学、開発学、人類学などの各学問分野における専門的科目群。個別ディシプリンを基礎から発展のレベルまで体系的に修得する。
    [学際方法論科目群]視野を広げ、方法論を磨く科目群。分野の異なる複数教員による学際共同演習や調査法(量的、質的、フィールドワーク等)に関するコースワークなど。研究を進める前提として、広角の視野と厳密な方法を身につける。
  4. 修士論文に関しては、当該分野の研究の前進に寄与しうる高度な研究成果を生み出すことができるよう、主指導教員を中心としながら、専攻の全教員を母集団とする集団的な指導体制のもとで、段階的?系統的に研究指導を行う。

ライフサイエンス専攻の教育課程編成?実施方針

理学、工学、生活科学の学問領域の有機的な統合をはかるため、理学部学士課程、および生活科学部学士課程の教育成果を統合、発展させ、ライフサイエンス全般の広い視野に立って人間を生命、生活の両面から捉える能力を培う。このために、下記の方針に基づいて教育課程を編成し実施する。

  1. ライフサイエンスの基礎から応用までを幅広く理解し、ライフサイエンスの諸分野における研究、または高度な専門性を必要とする職業を担いうる人材を養成する。
  2. ライフサイエンスに関する研究計画を遂行するため、研究実施能力、研究の妥当性に対する判断力、文献調査能力等を育成する。
  3. 連携機関との教育研究交流を図り、より先端的な研究、社会との密接なつながりを意識させるとともに、さらに幅広い視野を養う機会とする。
  4. コース横断的講義であるライフサイエンス論を必修とする。また、主指導教員と副指導教員による複数指導体制のもとで、修士論文、または修士論文に代わる特定の課題についての研究報告を作成する。

(1) 生命科学コース

今や生命科学を理解し応用することは、人間社会のあらゆる局面において必須の教養かつ技法であるとみなされている。生命科学コースでは、それに応えるための研究と開発を担う高度専門職業人を養成する。そのために本コースでは、生きているもの全てを対象に、生きているということはどういうことなのかを明らかにするための基礎的な研究を行いつつ、バイオテクノロジーに至るまでの広い領域の科学と技術を修める。また本コースでは、初等中等の理科教育や科学コミュニケーションの領域で活躍する人材養成も目指している。以上の観点に基づき、選択科目と修士論文作成のためのコース科目群を編成し実施する。

(2) 食品栄養科学コース

食と栄養に関する基礎研究から応用開発にいたる領域を対象とし、健全な食生活を構築するとともに、食に関する疾病や、食の安全性などの問題を解析?解決することを目的とする。そして、食や栄養に関する基礎的研究から応用開発や臨床対応までを担うことができる、食品企業の研究者や開発者、管理栄養士のリーダーなどの「食のスペシャリスト」を育成する。以上の観点に基づき、修士論文指導を中心としたコース科目群を編成し実施する。

(3) 遺伝カウンセリングコース

医療保健の場において疾患の遺伝学的関与の医学的影響、心理学的影響および家族への影響を理解し、かつ、適応していくことを支援する遺伝カウンセリングを実践できる、高度な専門