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研究データの管理?共有?利活用について

2024年4月10日更新

研究データ管理(Research Data Management, RDM)

 研究データ管理(Research Data Management, RDM) とは、学術研究活動の過程で収集または生成された研究データを組織化して保存し、必要に応じてアクセスできるよう、適切に管理していくことを意味します。 
 近年では、研究開始時に研究データの管理計画であるデータマネジメントプラン(Data Management Plan, DMP)を作成することが推奨されており、特に、公的資金による研究助成を受けた研究において生み出された研究データについては、各助成機関が定める様式に沿ったDMPの作成が求められています。詳細は、データマネジメントプランの説明ページ[新規作成後リンクを貼る]をご覧ください。

本学における研究データ管理の考え方

 お茶の水女子大学は、大学憲章において、「大学は、文化を創造し、自然の原理を探求する場である。本学はその実践に際し、基礎研究を力として、社会が本学に求める独自の研究の開拓?実践に努める。それを踏まえて、日本の文化と科学の発展に資する研究や、生活の質の向上を促す研究、さらには、次代を見据えた先端的創造的研究に果敢に挑戦し続ける。」と定めています。加えて、教育と研究の成果を社会に還元することで広く社会に貢献し、それらの実践を通じて大学としての使命を果たしていくことを目指しています。
 また、「皇冠足球比分お茶の水女子大学における研究活動に係る不正行為の防止及び対応に関する規程」第7条および第8条において、研究に基づき外部に発表する論文及び研究成果を導出するために必要とした各種データ(実験?観察ノート、実験データその他の研究資料等)は、原則として、当該研究成果の発表時点から10年間保存することが定められています。
 こうした理念と規程を具体化するため、2023年12月に「お茶の水女子大学研究データ管理?公開ポリシー」を策定しました。

研究データの共有?利活用

 研究開発の過程で生み出される各種研究データを管理?公開し利活用に供することは、分野を越えた新たな知見の創出、効率的な研究の推進、研究成果の理解?普及、研究透明性の確保、研究費の効率的な活用等につながります。本学において研究に携わる者は、その理念を理解し、実践することが求められます。
 研究データの共有?公開に際しては、当該研究者が、データを、オープン&クローズ戦略に基づき「公開」「共有」「非公開」に区分したうえで実施してください。オープン& クローズ戦略とは、研究データを、公開すべきもの(オープン)と保護するもの(クローズ) に分けて公開する戦略を指します。
  •  「公開」:一般に任意の者に利用可能な状態で研究データを供すること
  •  「共有」:アクセス権を付与された限定された者に利用可能な状態で研究データを供すること
  •  「非公開」:「公開」「共有」しない場合

研究データ管理の流れ

① 研究データを収集、作成した場合は、研究室またはGakuNin RDM(試験運用中) で、適切に管理してください。( 「非公開」「共有」 「公開」のすべてに該当)
 卒業?修了や他大学への異動等を考慮すると、GakuNin RDMに集約して管理することが望ましいと考えられます。
② 研究データを「共有」したい場合は、データをGakuNin RDM(試験運用中) に移して共同研究者等と共有してください。
③ 「公開」したい場合は、お茶の水女子大学教育?研究成果コレクションTeaPot への登録申請をお願いします。
 なお、将来的に、GakuNin RDM 上で「公開」設定を行えば、③TeaPotへのデータの自動連携が行われる予定です(現在開発中)。
 その他にも、分野別のリポジトリや汎用的なリポジトリ(figshareZenodo等)からも公開できます。公開できるデータの容量や機能、利用条件がそれぞれ異なります。投稿先の規程や助成機関が提示する条件と合わせて、公開先のプラットフォームの利用条件をご確認ください。

共有?公開にあたって

 研究データの円滑な利活用に当たり、研究データの名前、説明、管理者といったメタデータと呼ばれる情報を付与することが推奨されており、国内の公的資金による研究開発で共通的に用いられるべきとされるメタデータの共通項目も定められています。
 内閣府統合イノベーション戦略推進会議 「公的資金による研究データの管理?利活用に関する基本的な考え方」におけるメタデータの共通項目 (2023年3月31日時点)
  https://www8.cao.go.jp/cstp/common_metadata_elements.pdf

 また、研究データに対してもDOI(デジタルオブジェクト識別子)を付与することが推奨されます。DOIはデジタルコンテンツに対して付与される国際的な永続的識別子であり、DOIを付与することで、研究データへのアクセスのしやすさが向上し、適切な引用にもつながります。
 リーフレット「研究データにDOIを付与するには?5分でわかる研究データDOI付与」( 研究データ利活用協議会)
 https://japanlinkcenter.org/rduf/doc/rduf_rdc_doileaflet.pdf

関連するポリシー?教材等

お問い合わせ

RDMタスクフォース rdm-tf@cc.ocha.ac.jp